ソーラーバードの大きさは、1基300メートルの小型
発電衛星です。
外側の構造は、1次ミラー、2次ミラーが太陽光を受け取り、太陽電池に集約されます。それをマイクロ波に変換し、送電アンテナで地上に送るというものです。
地上と宇宙の太陽光の差は約2倍、日照時間は、地上の4~5倍ですから、
発電量は地上の5~10倍という試算になっています。
静止軌道上では、太陽エネルギーの強さは、大気と言う邪魔ものがいませんから、このような数字が期待されるのです。

1次ミラーは、1日1回の回転で太陽光を受け取ります。
それを今度は2次ミラーに反射させ、送電アンテナ裏面の太陽電池に反射させます。送電アンテナは、複数の素子アンテナからできており、マイクロ波を方向制御して放射をします。
地上では受信アンテナを建設することなく、腕時計や携帯ラジオなどにマイクロ波を電気に変換できるチップを入れることで、バッテリーなしで動かすという仕組みを考えています。
また、今では、携帯電話や液晶の携帯用テレビなど、
電力をたくさん使うものについては、リチウムイオン電池などと併用することで、
電力を宇宙から直接受け取ることができます。
発電所というものがいらなくなり、宇宙から放射される電気を受け取ろうというものですから、非常に夢のある画期的で先進的な技術と言えます。
この計画が上手く行くと、地上ではとてもできない
発電量を一回で大量に作ることができるという画期的なものです。
資源のない日本が、太陽光
発電を考えた時の究極の選択と言えるでしょう。
資源がないと言えば、土地も少ない日本ですから、いっそのこと宇宙から太陽光を拝借と言うのは、高い技術があってのことです。
こんなすごいことを実際に行えるだけの先進技術こそ、三菱電機だからできることなのです。実用化までにはまだ年月かかる事業ですが、今後の情報に是非耳を傾けたいものです。宇宙に目を向けた三菱電機、今後の開発と技術の向上にますますの期待がかかります。